【書評】育てて楽しむ手のひら園芸

本屋さんで水耕栽培についての本を探していた時に目についた「育てて楽しむ手のひら園芸」という本。
小さなスペースで始められるという内容に惹かれ読んでみました。

  • PART1 野菜と遊ぼう
    水耕栽培、野菜の再生など
  • PART2 種をまいてみよう
    野菜、穀物、熱帯果樹・植物など
  • PART3 緑を育てる
    BONSAI、水栽培・水耕栽培・テラリウムなど
  • PART4 花と実を楽しむ
    香りの花、白い花、黒い花、鉢で育てる小さな果実など
  • PART5 栽培の基本
    植え替え、置き場所、増やし方など

内容

個人的に参考になった・興味を持ったPART1~3の内容をレビューします。

PART1 野菜と遊ぼう

ペットボトルを使ったミニトマトの水耕栽培方法から始まり、キャベツの芯やチンゲンサイを土に挿して生長する様子、その他の野菜の再生などが収録されています。

野菜の再生で思い浮かぶのは、水栽培でよく挙げられるネギや豆苗ぐらいだったので、キャベツやチンゲンサイの根元を使うという流れに驚きました。

PART2 種をまいてみよう

身近な野菜や果物、穀物や熱帯果樹・植物などの種を使い、発芽から少し成長した所が掲載してあります。

季節によってはすぐに入手できそうもない種を使っていたり、実の収穫は難しい、もしくは開花結実までに何年もかかるものもあったりと、本のサブタイトル?である「かんたん!きれい!失敗しらず!」に当てはまらない気がしますが、馴染みがある種が多いため、機会があったらチャレンジしてみたいなという気持ちになりました。

PART3 緑を育てる

BONSAI、水栽培・水耕栽培、テラリウム、苔、シダ植物、サボテン・多肉植物・水草など。

BONSAI(盆栽テイストの小さな鉢植え)は見開き6ページでじっくり紹介されています。
よく見かけるマツやカエデ以外に、ハーブやコスモスなどの草もの盆栽風があり、盆栽のイメージがだいぶ変わりました。

上記以外は見開き2ページ程度なので中身は多くありませんが、その分色々なグリーンや栽培方法が載っているため、どのような植物・栽培方法が良いか悩んでいる人には役に立つかと思います。

まとめ

紹介してきたように、この本の内容は小さなスペースで育てられる植物や栽培方法です。
そのため、それぞれを詳しく述べている専門書比べると、少し物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、眺めるだけでも「こんな植物が育てられるんだ!?」とか「こういう風な育て方やってみたい!」などの感想が出てくる楽しめる本でしたよ。

  • さまざまな栽培方法が知りたい
  • 小さな容器でも育てられる植物や方法が知りたい
  • よくあるプランター栽培ではなく、ちょっと変わったものに挑戦してみたい

そんな人に向いた本かと思います。

ちなみに私はこの本がきっかけで(超)ミニ盆栽に興味を持つようになりました。

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